中村天風書物の読後感

久しぶりの更新です。次回は来年になると思います。

中村天風著「運命を拓く」を再度読書中です。

頭で理解しても、会得までは至らずであり、中途半端な発信は誤解を生むことにもなるので、引き続き、日常生活での習熟を優先させます。

 

ーーーーー

「運命を拓く」(中村天風著)を読んで
「天風哲学」の要点                         2019年11月

(結論)
日常生活などにおいて、下記内容を遵守、徹底すれば、たいした努力をすることなく、人生は好転し、
良い方向に向かってゆく。 「因果応報の法則」によっても明らかである。

1.すべてのことについて、「感謝する」、「(精神的な)歓喜の気持ち」に、心持を振り替える。

2.常に、積極的、肯定的な気持ちを持つ。
  悲観的、消極的、ネガティブな気持ちや感情は、自分の行く先を暗いほうに誘導

  し、したがって
  人生を悪い方向へと進むませるので、これらを持たないように努力すること。

  「因果応報の法則」
  「怒らない、恐れない、悲しまない」などであるが、人間なので、マイナスの感情

  になることも あるだろうが、長引かせないこと、スルーすることが大切である。
  しかし、「反省」は重要である。


  追補:読者記
     現在は複雑な社会情勢であり、上記のような正しい態度をとる、

     また、「正直・素直・人が良い」 という人間的に素晴らしい人たちでも、
      無警戒、無防備でいると、人が良いことを利用して、騙したり、

      詐欺行為をするものが横行している。
      十分に注意して、嘘を無抜き、詐欺などに引っかからないように厳重に注

      意することも、 重要となっている。

(天風哲学が生まれた背景)
      中村天風が、当時(明治時代)、不治の病とされた肺結核を、インド哲学

     (ヨガの教え)により
      上記(結論)の内容に従って修養し、自然治癒力によって、実際に直して

      見せたという 体験をもとにしている。
      詳細は省略。

  追補:読者記
       宇宙霊(宇宙生命)など、やや信じがたいと思う場合もあるかもしれな

       いが、 よくよく突き詰めて考えると、考え方に矛盾はないと思う。
       人間は、「身体」という物質的存在、「心」という目に見えない精神的

       な要素、
       「生命」という根源的な要素から成り立つということを認めるならば、
       人間の「生命」は、「宇宙生命」の分身であるという論理に、反論はで

       きないと思われた。
       さらには、「悟りの境地」に達せられれば、世の中、怖いものはなくな

       るのではないかと思った。